会場 門真ルミエールホール三階研修室
内容
「北河内地域医療の充実めざす懇談会」 の取り組みの報告と問題提起
パネルディスカッション
コーディネーター 高山 一夫(京都橘大准教授)
パネル報告
原田 佳明医師(小松病院院長)による勤務医の労働環境実態調査報告のほか、病院看護師、検査技師、病院・診療所の経営者などが医療現場の実態をパネラーとして報告します
北河内地域の大阪労連北河内地区協に参加している医療関係や自治体職員の労働組合が中心になって二年前に「北河内地域医療の充実めざす懇談会」をたちあげました
。
日々報道される医療事故や社会問題化している医師看護師不足、最近では公立や公的病院の慢性的赤字と診療科目の廃止などの医療をめぐる諸問題の背景に何があるのかを探り、労働組合の立場で地域医療の充実にむけて何が必要かを発信していこうと立ち上げたものです。
「懇談会」立ち上げ後、北河内地域の病院へのアンケート活動をおこなうとともに、医療関係者を招いた学習や調査活動を行ってきました。
2年間の取り組みによって、大阪府下の公立病院勤務医の四割が「36時間連続勤務」を余儀なくされている実態や、北河内地域にある病院の看護師の大半が平均勤続年数10年未満であることなど、医療現場に働く労働者の労働条件の厳しさは想像をはるかに超えるものであることが明らかになりました。その根本的な原因を調査していくと1980年代初頭の「第二臨調」以降今日まですすめられてきた医療費抑制政策と深くかかわっていることが明らかになってきました。
こうした二年間のとりくみを小冊子「権利としての地域医療と働きがいある医療現場の実現をめざして」にまとめました。今後この小冊子をもとに医療関係者や自治俸関係者などとの懇談を行い、地域医療充実への地域からの共同に役立てて行きたいと考えています。
その出発点としてシンポジウム「権利としての地域医療と働きがいある医療現場の実現をめざして」を開催し、地域医療を危うくしている原因と、地域医療充実への方向性をともに探っていく場としたいと考えています。
ぜひご参加ください。
主催 北河内地域医療の充実めざす懇談会
お問い合わせは大阪労連北河内地区協議会
TEL:06-6906-5091までお願いします