かどま九条の会 結成記念講演会

 会場あふれる348人が参加

 平和守る熱気いっぱい

 

                      

                      
 
 かどま九条の会は、12月11日(月)午後6時より、「おおさか九条の会」の呼びかけ人でもあるジャーナリストの大谷昭宏さんをお呼びしてルミエールホール小ホールにて結成記念講演会をおこないました。

 会場の席(250席)が満席となり、ロビーにあふれ、会場内外合わせて348人の参加でした。


記念講演会では、市職労保育所支部、門真市アルバイト分会「スマイル」などの市立保育所職員のうたごえでにオープニング。「生きてこそ」「ピース・マイン」、会場全体で」
「青い空は」を合唱。

  

 「チャングムの誓い」にテーマ曲で司会者、木村さん(市職労給食部会長)が登場。「チャングムのドラマ同様、誓いが守られてこそ日本国憲法9条の値打ちは光る」と語り、進行

  

 

 「かどま九条の会」の呼びかけ人の17人を紹介。

  (病気・所用のため、6人の方は欠席)

  

  

  

 「かどま九条の会」の呼びかけ人を代表して河原林昌樹さん (弁護士)が主催者あいさつ。かどま九条の会の結成の経過などを報告され、「幣原喜重郎生誕の地である門真から、戦争をしない国を世界に広げていきたい」と述べました。

  

 

 その後、呼びかけ人の友清克二さん(門真市原爆被害者の会会長)が自らの長崎での被爆体験を語りました。

 自分と同じ年頃の子が原爆の熱線で真っ黒に焼けた肌を見せて非難させた様子を話されたときには、会場は静まり、「子や孫たちのためにも、二度と戦争をおこしてはならない、憲法9条を守っていかねばならないと決意を述べられました。

  

 大谷昭宏さんは、記念講演の冒頭で日本国憲法制定に尽力した幣原喜重郎と大谷さんとの関係についてエピソードを紹介してくれました。

 大谷さんのお父さんは紳士服の仕立て職人で、東京で仕事をしていたときに、当時の首相だった幣原さんのスーツを仕立てていたことを、大谷さんが子供心に覚えており、大谷さんが門真で憲法の話をするのも感慨深いとしました。 

  

    

 大谷さんは、1999年以降の周辺事態法、国旗・国家法、盗聴法、住民基本台帳ネットワーク、個人情報保護法など一連の動きは、憲法9条を変え、日本を戦争に変えるために準備されてきたものであり、「この国がいい方向に向かっているのか、悪い方に向かっているのか」と問いかけ、教育基本法改悪、防衛庁昇格、そして共謀法の問題点を具体的にあげ、戦争する国への動きが確実に強まっているとし、これらの総仕上げ、最後のねらいが憲法九条の改悪であることを指摘しました。


 注目の映画、「硫黄島からの手紙」の中で栗林中将が徹底抗戦を指示した真意は、『我々が抵抗している間に、何としても戦争を終結してほしい』との思いであったことを名古屋のテレビ局で俳優の渡辺謙氏と対談した際のエピソードをまじえ語りました。
   

 大谷さんは、戦後61年間、戦争で一人の命も奪っていない、奪われていないのは、日本だけであり、世界に誇るべきことだと強調。その後ろ盾である憲法9条をどんなことがあっても守るんだという決意をお互いに固めあいたいと呼びかけ、大きな拍手に包まれました。

 最後に、大谷さんと「かどま九条の会」の呼びかけ人がいっしょに壇上にあがり、会場の参加者へのお礼と、改めて憲法9条守れの呼びかけをおこないました。

 

  

 

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