「戦争放棄」を提案した幣原喜重郎生誕の地から

  「憲法九条守れ」の声を

「かどま九条の会」からのよびかけ

            

                   
 
  門真にお住まいの皆さん、門真にお勤めの皆さん、門真にゆかりのある皆さん。

  憲法を変えて「戦争をする国」にしようとする動きが強まっています。


  今から60年以上前、日本は戦争に明け暮れていました。その戦争の反省から武器を持たず、外交で他国との行き違いを解決していく平和主義の日本国憲法が制定されました。この憲法の制定に尽力したのがわたしたちの町門真に生まれた幣原喜重郎首相でした。幣原首相は、マッカーサーに「戦争廃棄」の決意を語り、国民には「戦争放棄は、正義に基づく大道です」、「戦争放棄は、我が国を他国の侵略より救う最も確かな近道です」と訴えました。当時「憲法九条」は、7割もの国民に支持されました。その後60年間「殺しもせず」「殺されもせず」、日本の「憲法九条」は「世界の宝」とも言われ信頼を得てきました。


  ところが今、「世界の平和と安全のため」には武力行使が必要だといって「憲法九条」を変え日本を「戦争をする国」にしようという動きが強まってきています。アジアで2000万人・日本で300万人が亡くなった戦争の苦しみを忘れて、また「戦争をする国」にしていいのでしょうか。


  井上ひさしさんら九氏による「九条の会」のよびかけは、「日本と世界の平和な未来のために、日本国憲法を守るという一点で手をつなぎ、『改憲』のくわだてを阻むため、一人ひとりができるかぎり、あらゆる努力を今すぐ始める」ことを訴えています。このよびかけに応え全国で5174の「九条の会」が発足しました。(6月10日現在)私たちも門真で「かどま九条の会」を7月15日に立ち上げました。私たちは、「九条の会」のよびかけを多くの方々に伝え、「憲法九条」を守れという声を高めていきたいと思っています。


  再び戦争をしてはならないとお考えの皆さん、改憲の風潮に危機感をおもちの皆さん。
  「憲法九条」の改憲を阻止するという一点において、「九条の会」アピ−ルに賛同していただくことをよびかけます。


2006.7.15


「かどま九条の会」  よびかけ人 (50音順)


赤星侶章(星願寺住職)  石橋章一(けいはん医療生協理事長)  岩井良助(元小学校校長)  大西徳明(昇徳印刷株式会社社長)   小田島貞雄(フロンティア産業株式会社会長)  河原林昌樹(弁護士)   阪口 功(有限会社サカグチ社長)   佐倉哲治(ダイニングバー さごじょうオーナー)  寺田 徳(シルバー人材センター委員)  友清克二(門真市原爆被爆者の会会長)  西川勝美(歯科技工士)  羽生田和夫(税理士)  風呂内 充(医師)   松本剛一(社会福祉法人北巣本保育園理事)  丸岡康作(元中学校校長)  水橋清澄(居酒屋・吉四六オーナー)   山岡茂夫(元武庫川女子大学非常勤講師)



● 「かどま九条の会」申し合わせ


 名  称: 「かどま九条の会」とします。


 目  的: 「九条の会・アピ−ル」〈04年6月10日〉に賛同し、日本    国憲法九条を守るという一点で手をつなぎ「改憲」を阻止するた    めの取り組みを進めます。


 会の構成: よびかけ人と賛同者によって構成します。


 会の運営: よびかけ人会と事務局をおき、企画・運営にあたります。


 会の運営費: 賛同募金でまかないます。


 連絡先: 羽生田税理士事務所〈〒571−0057 門真市元町2−24〉とします。

 

 

かどま九条の会

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