「全国こども電話相談室」を

  リニューアルしたDJ

山本シュウさん(44)

 2008年12月24日付「朝日新聞」より

 いきなり「イェ〜イ」とノリノリで番組は始まる。自分と同い年の長寿番組。この秋、初のリニューアルを託された。「教育実習生を好きになった」 「父親の悪い癖を直したい」・・・・・・ 。ネットや学校でも答えの出ない問題を語り合い、子ども同士で考えてもらう。「一見チャラ男だけど一生懸命話を聞いてくれる」。 共演する子どもたちの評だ。


  通称レモンさん。「教育現場の沈滞は、ビタミン不足だからや!」と
娘たちの学校に手作りしたレモンのかぷりもので乗り込んだ。そしてP
TA会長を5年間。金髪、サングラス姿に当初は一同あぜんとしたが、
やがて思いは伝わる。定番の行進曲に代わって生DJをするなど運動会でも大旋風。学校の役員というだけで敬遠する人たちに、「共に感動できるチャンスを逃している!」。


  温かい語り口と面倒見の良さが持ち味。悩める人を放っておけず、ラジオ番組で私有の携帯電話番号を公開すること数度。「学校でも家庭でも社会でも、見て見ぬふりがどれぼど多いことか。でも解決策は簡単。人の話に耳を傾けることです」。基本は自らが育った大阪の長屋にいるおせ っかいおばちゃん。「We一Are  シンセキ!」をかけ声に、エイズ支援活動などにも飛び回る。


  家でもテンション高め。だが、妻と娘2人からの受けは良い。「リアクションの良さでは、誰にも負けへんから」。しやべりが身上のDJは、一級の「聞き役」でもあった。


    文・柏木友紀 写真・高波 淳