門真の未来とまちづくりを考える市民の会for the future of Kadoma City...









9月1日、第5回守口市・門真市合併協議会が開催

合併の必要性など議論が不十分

         質疑打ち切りの強行で、多数決

 

新市まちづくり計画 (案)【T序論 U新市の概況 V主要指標の見通し】 を決定

  しかし、十分な議論にならず


 9月1日、第5回守口市・門真市合併協議会が開催され、(仮称)新市まちづくり計画(案)【T序論 U新市の概況 V主要指標の見通し】を 、原案どおり決定しました。しかし、「合併の必要性」や新市まちづくり計画(案)を裏付ける資料の提示が殆どされず、十分な議論になっていません 。

計画案の後半部分は アンケート調査結果が出てから
 事務局から、今後のスケジュールとして、計画(案)【W新市のまちづくりの基本方針 X新市の施策】は、アンケート調査(個人情報保護の関係から9月実施)結果が出てから、【Y新市における大阪府事業の推進】は府との調整後、第8回協議会( 月 )にて行うと提案されました。【Z公共施設の統合整備 [財政計画】は、その後に策定したいとしました。


青少年から作文募集  「私が考える守口・門真のまちづくり」


 前回の協議会で、学識経験者の委員から「若い世代の意見を聞く場も。」の要望に応えて、「子どもたちの意見を聴く場の設定について」が提案されました。概ね 歳以上 歳未満の青少年を対象として、意向調査用はがきを組み込んだ「子ども向けパンフレット」を作成し、「わたしが考える守口・門真のまちづくり」をテーマに作文を募集するというもの。両市の10月15日号広報に、パンフレットを折り込んで全戸配布し、作文は郵送で回収を行うとしました。

今回の提案は、前回の協議会で「検討する」とした結果ですが、全国では、市民アンケートの対象を 歳以上にしたり、住民投票では中学生をも対象に数多く行われている中、幅広く「合併の是非を問う」協議会としては、遅きに失する対応と言えます。

 この件に関しては、反対意見は出ませんでしたが、集約に関しては、「自由意見欄」もない成人のアンケートとの「整合性を」と、自由意見の取り扱いをするように、意見が出されたのは当然と言えます。

合併の是非を含めて議論するとした合併協議会の確認はどこに  十分な議論を!

  事務局提案に対して、「合併の必要性」や新市まちづくり計画(案)を裏付ける資料の提示が殆どされておらず、議論すべきと、委員から再三意見が出されました。 

 しかし、「財政問題等は両市議会で検討済みである。自分の市のことを、相手市にとやかく言われる必要はない。」「合併しないなら法定協議会はいらない。」「財政資料を出していたら2〜3ヶ月かかってしまう。議論にならない。」などとの発言が多勢をしめ、 質疑打ち切りを強行するなど、十分な議論になっていません。

 守口市・門真市合併協議会は、 合併後の自治体のあり方を検討する機関であるとともに、この協議会の設置を決定した両市の臨時市議会で「合併の是非を含めて十分な協議と議論」と市理事者が答弁したように、「合併の是非を含めて」論議するのが、協議会です。しかしながら、委員の大多数は、「合併すること」が前提との認識が見受けられ、しかも、十分な議論をつくし全会一致ですすめていくという協議会の運営の原則を投げ捨て、質疑打ち切りを連発しています。

 

協議会を判断するのは 市民

    わかりやすい財政資料の提示を
 「財政収支の見通し」を次回協議会には提出すると答弁しました。協議会の中で、市民に分かりやすい資料提示と説明を行い、十分な議論をおこなわれるべきです。

  次回の協議会は10月1日(水)午後1時30分より、守口市民福祉センターにておこなわれます。

第5回協議会資料

傍聴した未来の会会員の感想

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