今井一(いまいはじめ)
ジャーナリスト。1954年、大阪市生まれ。学生時代の専攻は哲学で、研究テーマは「自由論」。ポーランドにおいて独立自治労組「連帯」が誕生した1981年以降、ソ連・東欧取材を重ね、政治的・市民的自由を制限された民衆が本当の主権者になるために立ち上がっていく現場を見届ける。
96年以降は、新潟県巻町、岐阜県御嵩町、沖縄県名護市、徳島市、三重県海山町、滋賀県米原町など、各地でまき起こった住民投票の現地取材を積極的に進めると同時に
「住民投票全国ネットワーク」の結成に尽力。現在「住民投票立法フォーラム」事務局長。
1989年、『CZESC(チェシチ)!──うねるポーランドへ』(朝日新聞社)で、ノンフィクション朝日ジャーナル大賞を受賞。著書は他に、『革命後の風景』(教育史料出版会)
、『阪神大震災の被災者にラジオ放送は何ができたか』(同朋舎出版/編著) 、『大事なことは国民投票で決めよう!』(ダイヤモンド社)
、『住民投票』(日本経済新聞社/編著) 、『住民投票Q&A』(岩波ブックレット) 、『住民投票』(岩波新書) 、『「憲法9条」国民投票』(集英社新書)など。