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11月4日、 第7回守口市・門真市合併協議会が開催

 

  11月4日、第7回守口市・門真市合併協議会が門真市保健福祉センターにて開催されました。
 最初に、9月12日から22日にかけて実施された市民アンケート結果の中間報告がされ、12月の協議会で最終報告がされることが報告されました。

国民健康保険料 平等割がない賦課方式及び賦課割合で   保険料 3人世帯以上は高く

  「国民健康保険料の取り扱い」が協議され、(平等割がない賦課方式及び賦課割合の)守口市の例に調整する案が提案されました。その方式にすれば、保険料は、1人世帯は安くなりますが、3人世帯以上は高くなります。
 また、保険料の算定として、「仮算定を廃止し、本算定を6月」「納期を10回(6月〜翌年3月)」とし、前納報奨金制度を廃止する調整案が示されました。
 協議では、「市民生活が悪化する中、保険料が高くなるのはどうか」「今の12回から10回になったら、一回の保険料が高くなり、徴収がより悪くなるのでは」「(門真市で約一万千世帯の実績がある)前納報奨金制度を廃止するのはどうか」等の反対意見が出されましたが、「今の仮算定では2年前の所得をもとに仮算定するので、提案されている算定方法でいい」「保険料は上がるかもしれないが、ほかの水道料金などの市民負担の問題と総合的に判断すればいい」などの賛成意見が出され、賛成多数で原案どおり決しました。


使用料・手数料の調整方法 「『負担は低く、サービスは高く』ではなく、ケースバイケースで」
  使用料・手数料等の取扱いが協議され、取り扱いの原則が提案されました。
 その原則として「@両市で同一或いは同種の使用料、手数料等については、原則として統一する。A一方の市のみにある使用料、手数料等については、適切な負担を検討し、両市において調整する。B施設使用料については、それぞれの施設ごとに、その建設費、維持菅理費等を勘案し定められていることから、原則として現行のとおりとする」とし、「受益者負担のあり方、負担の公平性などを勘案し」「両市において調整する。」としています。
 協議では、「両市で調整というが、どのように調整するのか。『負担は低く、サービスは高く』する原則で調整するのか」という質問・意見に対し、「総務省はそう宣伝しているが、批判もある。財政が厳しいし、受益者負担の問題もある。ケースバイケースで」との事務局説明。「どう調整するのか明らかにならないのであれば、事務局丸投げではないのか」という意見がだされましたが、賛成多数で原案どおり決しました。

保育所や幼稚園の保育料は
 また、両市ではまったく違う保育所や幼稚園の保育料は、募集の関係上、合併初年度は現行どおり(一市二制度)で合併2年目までに市民の意見を聞きながら新市で調整し決定する考え方が出されました。

公共的団体、補助金は
  「公共的団体等の取り扱い」「補助金等の取り扱い」については、「原則として新市に引き継ぐ」調整案が示され、反対意見がだされましたが、賛成多数で原案どおり決しました。

小・中学校の統廃合 推進する方向で 新市で検討
  最後に、「小・中学校の取り扱い」が協議されました。合併によって心配される、小・中学校の統廃合は、「新市において新たな検討組織を立ち上げ、学校統合の推進及び通学区域の再編を図る」とし、統廃合推進の方向で合併後に検討するとの調整案が賛成多数で決せられました。
 前回に続き、市民負担やサービスが協議されました。しかし協議会では具体的に決めず、先送りになったものが多くあります。

次回の協議会、予定を変更して、12月2日(火)に開催
 次回の協議会は、予定を変更して、12月2日(火)午後1時30分から門真市保健福祉センターでおこなうことを確認して、午後5時過ぎに閉会しました。次回は上下水道使用料の取り扱いなどが協議されることとなっています。



第7回協議会資料




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