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　島本町の村田匡町長は２１日、高槻市との合併問題について記者会見し、「今回の合併特例法の適用による合併は見送り、さらなる町政の発展を目指すべきであると判断した」と合併を断念することを表明した。

　同町は昨年９月に町民（１６歳以上）３０００人を対象に、合併についてアンケートを実施（回収率５４・１％）した。合併について、反対が４８・７％で、賛成の２０・３％、「どちらともいえない」の２５・６％を大きく上回った。

　村田町長は「住民の皆さんの率直な意向を真摯（しんし）に受け止めたい」と合併見送りを決めた。

　今後の町政運営について、「積極的な行政改革の推進に努め、健全財政を確保し、住民に身近な行政、きめ細かな住民サービスの実現に最大限の努力を傾注したい」と述べた。

　【森本宗明】