門真市をロケーション撮影場所にし、2009年8月29日(土)から毎週土曜日(連続5回)放送開始されたNHK土曜ドラマ「再生の町」が放映終了しました。
そのドラマで市長室に飾られた「公直無私」と書かれた額がよく映し出されていました。
この額「公直無私」は、門真出身の幣原喜重郎が直筆したもの。1931年(昭和6年)、喜重郎が旧門真町役場に寄贈しました。「公の職に就く者は実直を旨とし、私欲で行動してはならない」という喜重郎の考えを示したものといえます。
額「公直無私」は、現在、門真市役所の市長室応接室に実物が飾られています。
その複製が門真市柳町の門真市立歴史資料館に展示されています。上の写真。
資料館には幣原家ゆかりの史料が約五十点展示されています。
門真市立歴史資料館
幣原喜重郎は、戦前、外務大臣を四度務める中で「幣原外交」と言われた国際協調路線を進め、戦後の1945年(昭和20年)に内閣総理大臣となり、「日本国憲法改正案要綱」を発表するなど、現憲法、特に九条誕生に大きな役割を果たしたとされています。
財政再建をめざす“なみはや市”で主人公の高岡駿馬(筒井道隆さん)が、プロジェクトを進める市職員として、ふるさとを守るために、地域住民と地元住民と心を通わせながら、行政改革に奮闘する姿 は、まさに幣原が説いた 「公直無私」の精神です。わたしたち門真市職員がめざすべきものといえます。
門真市職員労働組合の上部団体ー大阪衛星都市職員労働組合連合会(略称「衛都連」)の綱領「住民の繁栄なくして、自治体労働者の真の幸福はなし」に通じるものがあります。
門真をロケ撮影したNHK土曜ドラマ「再生の町」
NHK土曜ドラマ「再生の町」(NHK HPにリンク)
門真市職労 財政健全化法を考える