トップページ
2006年12月8日、門真市当局は、先月だされた「市立保育所あり方懇話会」報告書を踏まえ、民営化の基本方針案をまとめたとして、門真市職労に対し報告を行ないました。
門真市立保育所民営化基本方針(案)(門真市HP)
とりわけ今回の方針案では、「行革計画」で示されていた、民営化する園を「市立保育園7箇所のうち3箇所程度」としていたものを「4箇所」として変更しています。
理由は、市域を4つ(北西部・北東部・南西部・南東部)に分け、各地域に市立保育園を1箇所配置し、市立保育園を、子育ての豊かな経験のある人材を生かし、各地域の子育て拠点施設と位置づけるとともに、経験や専門的な支援が求められる障害者保育など配慮や適切な対応を必要とする保育を充実させるために先導的な役割を担っていくこととするが、ただ、私立である千鳥保育園がすでに「地域子育て支援センター」であるため南西部地域は市立保育園の配置はしないことで、民営化保育園は4園になったとのこと。
なお実施時期は先月議会特別委員会で1年延長(平成21年度実施)が既に報告されています。
また、来年度早い時期(4月以降)にこの方針案を決定、民営化保育園を発表する流れとしており、当局は保護者・職員に十分な理解を得るため、職員への情報提供、各保育園で全保護者への方針案の概要版の配布、意見箱も設けて意見を募集するとしています。
この方針案についての保護者を集めた説明会の予定はないとしました。
民営化対象保育園発表後、対象保育園の保護者に対し説明会を実施するとしています。
民営化手法 「民設民営」方式
運営主体は、認可保育所の運営に実績のある社会福祉法人
民営化する手法として、民間保育所の特性である柔軟性、迅速性を生かした対応が発揮しやすく、国・府からの財政的支援が多いいことなどから保育所の設置主体、運営主体ともに民間に移行する「民設民営」方式としています。
「保育所運営の安定性や継続性の確保、また、民営化を実施するにあたっての保護者の不安を軽減するという観点から、運営主体は、認可保育所の運営に実績のある社会福祉法人」としています。
円滑な移管にむけて 三者懇談会 合同保育
民営化に際しては、事業者への移管を円滑に行うため移管計画を策定し、事業者の決定後、保護者・事業者・市の三者による懇談会を設置するとしています。民営化後も、この三者懇談会を当分の間継続するとしています。
また、保育環境の変化が子どもたちに影響を及ばさないように配慮する必要があることから、移管前の6ヶ月間及び移管後の6ヶ月間の合同12ヶ月間、移管先事業者の職員と民営化対象保育所の職員との合同保育を実施するとしています。
門真市職労は、当局の一方的な民営化は許さず、市民サービス低下に反対し、市民との共同の取り組みを強めます。
門真市 保育所民営化 計画を変更 平成21年度実施へ 民営化のスケジュールも明らかに
保育所民営化を考える