府民生活切り捨ての「大阪維新プログラム(案)」
門真市でも約9400万円もの影響
 

 門真市当局は、大阪府が6月8日に発表した「財政再建プログラム(案)」=「大阪維新プログラム(案)」の影響額が約9400万円=9,364万4千円になることを門真市職員労働組合に明らかにしました。


 門真市への府支出金全体=約27億5,061万2千円の内で門真市の担当課で把握している「試案」に関する門真市の影響額です。内訳は下のとおり。

 門真市への府支出金全体額        2750,612千円

 「維新プログラム(案)」による門真市影響額  93,644千円

  

(内訳)  
・密集住宅市街地整備補助: 83,240千円
・人権ケースワーク事業費: 1,500千円
・身体障がい者手帳診断助成: 3千円
・在宅障がい害者健康管理システム整備: 54千円
・産休等代替職員費補助: 97千円
・重度障がい者等住宅改造助成: 250千円
・高齢者住宅生活総合支援: 3,333千円
・商店街等活性化支援: 1,972千円
・地域就労支援: 1,528千円
・農業委員会等助成:   81千円
・国土調査: 113千円
・河川管理: 12千円
・教職員研修事業幼稚園: 6千円
・市町村教員研修事業等助成: 330千円
・進路選択支援: 295千円
・地域・元気・本気プロジェクト:  350千円
・多文化共生教育推進:  480千円

            

 大阪府の橋下知事直轄の府政改革プロジェクトチーム(PT)が4月11日に出した、「財政再建プログラム試案」(PT案)の門真市影響額は、2億5110万2千円でしたが、大きく圧縮されました。


   PT案が発表されて以降、市長会を含む236団体からの知事への要望、PTA協議会など三百万筆を超える署名に込められた府民世論と運動によって、一部見直しがされたからです。


  しかしながら、私学助成の大幅削減、府立学校の教務事務補助員削減、障害者のガイドヘルパー廃止、住宅改造廃止をはじめ、府民施策の大幅な後退、府職員の人件費の大幅カット、府立国際児童文学館・森之宮青少年会館などの施設を廃止される一方で、政府の押し付けを受け入れた安威川ダムや新名神高速道の建設、彩都・箕面森町の大規模住宅建設などムダな大規模開発は引き続き推進しています。

府民生活切り捨ての「財政再建プログラム試案」 門真市でも約2億5千万円もの影響
 

府暫定予算 嘆く市町村 2008年3月8日付「朝日新聞」より