門真「河内レンコン」奉納
春日大社(奈良市)に門真市特産の「河内レンコン」を奉納するための生産者ら有志による時代行列が4日午前7時ごろ、門真市宮野町の堤根神社を出発する。5回目の今年は初めて「レンコンをバトン」代わりにしたリレー方式を織り交ぜて約28キロを歩き通し、同日午後2時から春日大社の神事に臨む予定。 生産者、市民、学生らでつくる主催団体「門真れんこん発掘隊」によると、江戸末期、河内レンコンは村人が山越えし、奈良に出荷していた。道中頻繁に山賊に襲われたことから、村人は安全祈願しようと1865年、春日大社に灯籠(とうろう)2基を寄進。代わりに春日大社から授かった御用ちょうちんをかざして山越えすると、村人が被害に遭うことは無くなったという。 言い伝えを確かめようと、門真市北島町のレンコン生産者、中西正憲さん(53)が05年に春日大社を訪れたところ、灯籠を発見。宮司に「『春日若宮おん祭』でお供えする細いレンコンを奉納してほしい」と頼まれ、06年に行列が始まった。 中西さんは「河内レンコンの歴史に思いをはせ、昔の生産者に感謝して歩きたい」と話す。【土本匡孝】 おん祭りでレンコン奉納 伝承残る産地 門真市の有志 神饌に行事参加へ 御用提灯の恩返しに 2006年11月10日付「奈良新聞」より
河内蓮根で恩返し 門真の農家ら奉納行列 奈良・春日大社 行商の道中守った御用提灯 2006年12月12日付「産経新聞」より
春日若宮おん祭 河内蓮根奉納時代行列 行進案内図
門真れんこんC 紅白の「蓮根餅」素朴な味 2006年11月29日付「朝日新聞」より
門真れんこんB イベントで特産品PR 2006年11月22日付「朝日新聞」より
門真れんこんA 粘土質の土 収穫は重労働 2006年11月15日付「朝日新聞」より
門真れんこん@ モチ.モチした独特の食感 2006年11月8日付「朝日新聞」より
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