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門真社保協ニュース No.6 発行日 2003年 3月 7日 据え置き求め要請書
介護保険料、3社保協がくすのき連合に提出 私たち門真社保協が発足する大きな発火点となった介護保険制度。「保険あって介護なし」との多くの国民の反対をおし切って97年12月成立しました。2000年4月からはじまり、いよいよ今年4月は、3年毎の“見直し”の年。3月27日のくすのき広域連合議会へむけて、守口、門真、四条畷の3市社保協で「介護保険の減免を求める3市市民の会」として、2月24日「本年4月からの介護保険料の据え置きを求める要請書」を担当者に提出し、短時間意見交換をしました(各社保協会長と門真社保協副会長、守口社保協事務局長の5名参加)。 年金0.9%カット、昨年10月からの老人医療制度改悪の中、介護保険制度の抜本改善、低所得者への減免制度はますます切実な要望となっています。値上げを凍結する自治体もいくつか報道される中、今こそ、くすのき連合としての姿勢が問われています。当面、27日の議会傍聴参加にとりくみを強めようと確認し合いました。 (門真社保協副会長・江田みどり) 医療の仕組みを分かりやすく説明
医療保険学習会に参加して 先日行われました医療保険学習会の参加者から感想文が寄せられましたので掲載します。 3月1日開催された門真社会保障推進協議会主催の「どうなっているの?医療保険学習会」に参加し、医療保険制度の種類や窓口負担の計算方法、支払った医療費が高額な場合の自己負担限度額を超えた場合その超えた部分について、お金が戻ってくる制度(償還払い制度)の手続きについても、大変わかりやすい説明で大変参考になりました。あいにくの雨のせいで、参加者が少なくて残念でしたが、社保協の呼びかけで老人会からの参加者もこられていました。 また、学習会の後半は、今政府が進めている連続医療改悪を進めていく理由について、「老人の医療費は一般の5倍になっている」「日本の高齢者は豊かになっている」「日本の医療費30兆円は高い」などを宣伝していますが、果たしてそうなのかを国際比較などや実際の数字でわかりやすく説明していただきました。例えば、「日本の医療費30兆円は確かに高いが、世界第二位の経済大国の国力なのに、国内総生産に占める医療費の割合は先進国といわれる29カ国の中で18位」「確かに一人当たりの診察料は、老人は一般の5倍だが、一日あたりの診察料はほとんど変わりない。若いときはあまり病気にならないが、年をとると病気がちになるということを統計的に表しているだけ。」「高齢者の年金は、国民年金平均4.7万円、厚生年金17.2万円、高齢者一人暮らしの生活保護基準約9万円にも満たない」「高齢者世帯の貯蓄額は、200万円未満が4割」です。 私の健康保険は大阪府市町村健康保険組合です。この4月から掛け金の引き上げを決定しました。年間総額4割の引き上げになるとも言われています。その引き上げの理由としての保険財政の悪化の背景も学習会でありました。「ひとつは、国が老人医療の国庫支出割合を45%から35%へ引き下げたことです。2つは、それにともなって健保組合からの老人医療拠出金割合が33%から40%へと過度に増加したことです。3つにはリストラと賃金据え置きにより、保険料収入が大幅に減収したこと」です。 「サミット6カ国の合計額より多い、日本の公共事業」、やはり国の財政の使い方を公共事業を計画的に削減し、社会保障を充実させる方向に舵をきることが重要だと改めて感じました。 (門真市職員労働組合 西本 孝雄) 知っ得ファイル(3) 高額医療費の申請方法
今回は3月1日に開催した医療保険学習会の資料から再掲します。 高額医療費制度とは 老人医療の受給者(白い老人医療証を持っている方)が1ヶ月間に医療機関や保険薬局で支払った額が、自己負担限度額を超えた時にその超えた部分について、お金が戻ってくる制度です。償還払い制度とも呼びます。 申請の流れ
昭和3年(1928年)1月1日生まれ、75歳 2003年2月に市太郎さんが医療機関の窓口で支払った金額 A内科 感冒性胃腸炎 700円 + B眼科 糖尿病性網膜症(両眼)手術施行 20000円 ポイント(1) 市太郎さんが2月に支払った医療費負担は合計20700円 ポイント(2) 市太郎さんの自己負担限度額は12000円(所得によって異なります) ポイント(3) 20700円-12000円=8700円が5月末に振込まれます。 問い合わせ先 門真市福祉医療課 電話06(6902)6183 *紙面に対するお問い合わせは 吉見(保険医協会、06-6568-7721)まで |